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学ぶ意欲を支える「関係性」

(このブログは、東洋経済新報社刊「LIFE SHIFT2」を参考に、私の思うところを書いています。スタートは、昨年の7月10日です。)

 学ぶための三つの要素、最後は「関係性」だ。自分の置かれた環境、物的環境や人的環境、広く見れば、時代背景も含めた社会環境まで含まれるだろう。本では、「その人が置かれた環境、物理的空間、所属しているコミュニティにも影響を受ける」と示されている。

 実は、この頃このブログの更新が止まる日が多かったのは、私が自分の生活する環境を更新するためにDIYをしていたからだ。もう50年以上前に購入した建売住宅なので、親から引き継いで、退職後自分の居場所として好きなように手を入れている。もちろん予算も限られているので、自分で工具を駆使してあちこち穴を開けたり、角材を貼り付けたりと思いつくままに納得いくまでやっている。他人が見れば「なんでこんなに傷つけるの」と言われそうだ。

 自分の過ごしたい生活を満喫できることが一番だ。そこで大事にしているのが、学ぶ環境づくりだ。前からあった書斎とは別に「研究室」なるものを作って、机に向かい、Windowsパソコン、Macパソコン、iPad、iPhoneを並べてブログを書いている。テレビは、ドラマも好きだが、歴史や社会問題を扱った番組が好きだ。家事をしながら片手間に見ていても、頭は「あっ、これブログで使える」と思うとメモする。不思議と世の中には関心さえ持っていれば役にたつ情報はたくさんある。

 今、ハマっているのは、「サブカルチャー」。戦後の歌の歴史を調べていくとその時代に流行った歌の価値の必然性が見えてくる。「歌は世につれ、世は歌につれ」とは本当だと思う。そして、その時代に生きた自分の歴史が、戦前派とはもちろん違うし、すぐ上のベビーブーム世代のことすらある意味冷めた目で見ていた自分の思いがわかってくる気がする。そうすると「♪あんな時代もああったねと…」と中島みゆきがその歌を作った背景が鮮明になってくる気がする。面白いのだ。