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行動にゆとりのある意思決定を

(このブログは、東洋経済社刊「LIFE SHIFT2」を参考に、私の思うところを書いています。スタートは、7月20日です。)

「今」に振り回されてトンネリング(劣悪な意思決定)状態に陥ることのないようにすることが大切だ。本では、最良な対策は「冗長性」を確保することだとしている。つまり予備を用意して緊急時に備えるということだ。

 我が家は二世帯住宅なので色々な設備が二つあるのでそれに該当するだろう。コロナ禍で家族に感染者やその疑いが出た時、トイレも風呂も台所も二つあるのは本当に助かった。娘が学校勤めなので、感染した疑いのある生徒と接しなくてはならなかった時、私は、1週間一人で食事を作り、接触を避けることができた。他にもトイレや水道の不調があった時焦らずに済んだ。

 退職後退職金などで自由で楽しい生活をしていたら家計の破綻をきたした例などがよくYouTubeに出てくる。長い目でゆとりのある生活を構築することが大切だ。前もってゆとりを作っておくための行動が大切なのだ。私は退職した時、自分の居場所としてこの研究室づくりをしたが、贅沢をせず部屋の改造だけで済ませてきた。けっこう知恵を絞って落ち着いた場になり、集中できるので気に入っている。

 資産形成も、かなり勉強して成果を出してきているが、最初は冒険的なところがあった。今は、焦らず、儲けよりも生活費として貯金を減らすことが軽くなれば良いと落ち着いて見通しを持つようになったら安定した成果を得られるようになってきた。欲張ったり、取り返さなければなどと焦ってはいけないのだと思う。

 人生にとって一番大事なのは「選択できること」だと思うが、その意思決定を落ち着いて、ゆとりを持ってできるようにしなくてはいけないのだ。