(このブログは、東洋経済新報社刊「LIFE SHIFT2」を参考に、私の思うところを書いています。スタートは7月10日です。)
ようやく演奏会が終わって新しいスタートに立っている感じだ。人間としての可能性を開花させる三つの要素「物語」「探索」「関係」でいうと、物語の新しいページを開く感じだ。
我が合唱団は平均年齢70歳ぐらいとのテレビニュースが流れたが、今差し迫って決めなくてはいけないのは、来年の7月に開催予定が決まった、東京リーダーターフェルとのジョイントコンサートの企画で、ワクワク、ハラハラ、若者に負けないエネルギーを燃やさないといけない状況だ。
私は、38年間の教員生活の後、大学で特別講習を受け社会教育主事資格をとり公民館等のお世話をした。それを5年で辞め、この研究室をスタートさせた。それは、自分の毎日を自分で計画したかったのだ。けしてのんびり余生を送りたいなどとは思っていなかった。むしろ、「何かやり残したことはないか」「今までとは違う世界を経験してみたい」「残された人生は短い。職場に通って決められた仕事をこなすだけで過ごしたくない」などなど、人生の終末のストーリーをもっと自由に描きたかったのだ。
小学校の文集に書いたように‘宇宙飛行士’は無理だが、宇宙のことも含めてさまざまな世界を見たいのだ。ニュートンを何冊も買って読むのはワクワクした。ホームページなんて無理かもと思っていたが、今は毎日ブログを書くのが楽しい。自分の人生のストーリーを見つめることになるからだ。
人は、何かできない時、その理由を見つけて自分を納得させてしまう。でも「できないことがあって当たり前、それならこうやってみたらどうかな」などと視点を変えながらやってみると案外面白い。
今日は、10月から始まる「歌と健康セミナー」の計画づくりに追われた。どんな歌を教材にしようか考えていると中島みゆきの「糸」の楽譜に目が止まった。まさに人生の「物語」を歩み、自分の可能性を「探索」し、大切な人と「関係」を縦の糸と横の糸で紡ぐ歌なのだ。やり残した未来を探し続ける私の人生もそうでありたい。