(このブログは、東洋経済新報社刊「LIFE SHIFT2」を参考に、私の思うところを書いています。)
私の指導している合唱団の練習が明日あるので、団員に配るお便りを作っていた。やっとできたが、もう夜の10時を過ぎている。これからブログをやるのか?と迷ったが書いている。それが「自分への投資」だと思うから。
仲間を育み、団員の連携を深め、合唱に向かう姿勢のアップデートができれば、それは私に「大きな成果」として返ってくるから。つまりそれが「私への配当」だと思う。こうやって研究し、発信し、「人を育てる力」を自分に求めるアップデートが「自分への投資」なのだ。お便りの中で「自分への投資」を説明するのに、以下の文章を使った。
「きついことを続けるには、その「重要さ」を意識するより、「楽しく」感じられるようにするほうが、ずっと有効な戦略だということ。つまり、ケイティが身につけたのは、人間らしい衝動をなくす方法ではなく、それを理解し、その裏をかき、そしてそれに逆らう代わりに、できる限り味方につける方法なのだ。」
これは、ダイヤモンド社刊の「自分を変える方法-いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学」(ケイティ・ミルクマン著)から取った言葉だ。
「自分への投資だ」と言って、自分を励まし努力することは大事だ。でもその「重要さ」で自分を追い立てることより、それが「楽しい」と思えるように転換することの方が、ずっと良い意味での行動につながりやすい。「頑張る」ことでイライラしてしまう衝動を、できる限り「面白いこと」と変換し味方にするのだ。
合唱団エールは、年代も経験も幅広い人が入っている。ずいぶん遠くから来ている人もいる。バリバリやっている別の合唱団と掛け持ちの人もいる。どの人にとっても「楽しい」と思えること、「自分の生き方向上」につながることだと思ってもらいたい。団の目標の「無理せず、無理させず」に「熟成」を目指し、「初心忘るべからず」の心で学び続けるのだ。