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ポジティブとネガティブの黄金比

(このブログは、文藝春秋社刊「脳科学は人格を変えられるか」を参考に、私の思うところを書いています。スタートは、昨年の12月12日です。)

 幸福になる方法のポイントは「ポジティブとネガティブの黄金比がある!」ということだと本で紹介している。人生を成功に導きたいと願うなら、ネガティブな感情を全部排除しようとしてはいけない。「ネガティブひとつにつき、ポジティブを三つ」という比率を守るように努力することが大事だという。

 ポジティブな感情の体験とは、驚嘆や思いやり、満足、感謝、希望、喜び、性的欲望などで、ネガティブな感情とは、怒りや軽蔑、嫌悪、困惑、不安、悲しみ、恥などだ。私も一生懸命やったことが理解されず悲しい思いをしたり、なんでこれを一人でやらなければいけないのだろうと心が揺らぐことはよくある。そんな時、一杯飲みながら自分の考えを言い合える仲間がいたり、真夜中まで頑張って仕事を仕上げて自分を褒めてあげたりと、悩みを溜め込むより前に進む方が早く気分が転換できる。なんとかポジティブなことの比率を2から3の割合になるように工夫できれば、人は豊かな人生へと歩み出せるのだ。「なんとなく」ではなく、自分の人生を見つめ、自分がコントロールできると信じることだ。

 そういえば、この頃高校の合唱班の同期の仲間からメールが来た。随分前に私のブログを読んですごいと言ってくれた。「それにしても書く話題が豊富ですねエ。呆気にとられています」とメールをくれた。ブログを書くのが疲れていてしんどい時もあるが、書いていると自分の中で何かが花開くように嬉しさに変わってくる。単に日記ふうにその日のことを書くだけでもいいのかもしれないが、学び続けその学んだことをもとに日々の生活を見つめ直してみると、同じ体験でも見方が変わるというか、生活にとって大事なことを積み重ねている気分になれる。さらに明日も良い1日にしたいなと思えてくるのだ。