2023年がスタートした。大晦日の2年参りも、2日の善光寺初詣もとても穏やかな日で、気持ちよく過ごせた。初詣は早めの時間に行ったせいもあるが予想したより人の流れが良く、しっかりとお参りすることができた。
おみくじは、札の番号が第1番で、「愛」というテーマだった。「愛とは何か様々に形を変えてあなたの元にやってくるだろう 人は誰でも愛する力を備えて生まれてくる その力を如何に活かすか あなたの人生愛に溢れている」と書かれていて、これまで引いたおみくじの中でも最もうれしいものだった。
自分に与えられた「愛」する力をどのように活かしていくか、それが今年の大きな課題なのだ。去年、古希を迎え、仕事は限られたものになってくる。自分で人生を選んで過ごすことができる自由は、逆に何もせず流されていくことにつながりやすい。目標は何にしようと迷っていた元日。悩むよりも善光寺に行って考えてみようと、朝飯前に出かけて行った。そこで出会った言葉が「愛」だ。
おみくじを引いて、吉だ、大吉だと、何か幸運を誰かからもらうように思ってしまうが、大事なことは、そこで与えられた言葉を自分の日々の生き方にどう結びつけていくかなのだろう。このブログの今のテーマは「脳科学は人格を変えられるか」だが、手にしたおみくじの言葉を、どう受け止め、どう次の展開に結びつけていくかが大事なのだと思う。
先程まで、NHKの「バタフライ エフェクト」で、モハメド・アリを題材にして人種差別と戦った時代の流れを取り上げた番組を見ていた。彼の人生は世界チャンピョンという光栄よりも、差別という苦しい戦いの連続だったのだ。「楽観的」というのは、幸せを夢見て空を見上げていることではないのだ。「人生には苦境があって当たり前、その自身の問題を解決するために行動を起こす人こそが、真の楽観主義者なのだ。」と本には書かれていた。
モハメド・アリがこう言っていたそうだ。「Fly butterfly」(蝶のように飛び続けろ)今年も、このブログの場を借りて、幸せに生きることの意味を問い続け、私の人生を飛び続けよう。