今年(2022年)もあと2時間ばかりで終わる。今年を振り返ってみると、人生の大きな節目の年だった。古希(70歳)を迎え、娘たちに祝ってもらえた。二人とも自立し、親としてそれぞれの人生を見守るのが1番の楽しみになっている。子どもたちに迷惑をかけないようピンピンコロリの理想を忘れず日々を楽しく過ごしていこう。
裾花中での3年に渡る部活動指導員の仕事を終わり、全くのフリーの立場になった。頼まれて常盤中学の指導に入ったが、仕事は全て自分の選択のもとに行われている。公民館の「歌と健康セミナー」は、今年は若穂公民館を受け持ち、久しぶりの平地での開催で大勢の人に集まってもらい良い評価をもらえた。来年はさらに拡充して延長戦を行うことになっている。
健康面では色々課題はあるが、めまい症がほとんどなくなった。あと、ばね指も改善している。人の体はそれなりに自分を守ろうと内部で戦っているように思う。ただ、春から初夏にかけては日々の運動を心がけていたが、真夏の暑さで休止してからは、再開できていない。おかげで、かなり良くなったヘモグロビンa1cの値はイエローゾーンに戻ってしまった。肩や腰などの痛みが時々続くので、これは最大の反省点だ。
合唱では、指導している混声合唱団エールの初めての本格的発表のステージを経験できたことがとても良かった。録音をこのホームページに載せてあるが、繰り返し聞きたくなる演奏だ。選曲も合唱をする喜びにつながっているし、若手をお願いして他の合唱団とは違う体験をできたのも良かった。熟成したシニア世代の生きる喜びを発信できたように思う。
また、長野高校の現役の演奏会に参加し、アンコールを関係者みんなで、「鴎」を演奏できたのは嬉しかった。10代の若者から80代近い先輩まで、一緒にハーモニーを楽しみ、生きることの意味を共感しあえたように思う。
家族の喜びは、娘が去年の秋から用意してきた練り切りの体験工房を本格的に1月23日にスタートさせ、半年もしないうちに全国版のテレビ番組に紹介されたり、県のホームページに取り上げてもらうなど、成果を認められていることだ。今年の最後のインスタに書かれた内容も気に入った。(一部抜粋)
「人生って選択の連続ですよね。…日々の何気ない選択から、人生を左右するような選択。その選択の積み重ねで今の自分がいると思うと、何だか不思議です。…」
私がブログで取り上げたり、公民館指導でよく使うのは、「人間にとって命の次に大切なのは、選択の自由です。」という言葉だ。娘の工房は、体験しにきてくれた一人ひとりが自分で作った自分らしい練り切り作りやお抹茶体験を大事にしている。高いお金を払って評判のお菓子を食べることもうれしいだろうが、これからの時代は、娘の目指すような自分らしさ、どこにもないものを手に入れることが大事にされてくるのだろうと思う。
私も、全く独立して自分の選択で日々を過ごしている。それが、なんとなくすぎて行かないよう、こんなブログを発信しながら、自分らしい生き方を来年も探していこう。