「♪近ごろ調子はどうですか。人生のんびりいきましょう。これからあなたが主役です……」これは、「今日から明日へ」という合唱曲の一節です。子どもたちと何度も歌った曲ですが、先週土曜日(12/24)に、混声合唱団エールの人と演奏しました。元気の良い曲を一曲入れたかったので選びましたが、はじめは「好きになってもらえないかも」とやや不安でした。しかし、発表してみると想像以上に乗りよく、元気に開放的に歌ってくれ、終曲として訴えるものも大きかったように思います。長い人生を歩んできた人たちだからこそ、それぞれの経験に立った思いもあるし、上に紹介した歌詞のように、仲間と語り合いたい言葉、一緒に楽しみたい思いに溢れているように思います。
長野市門前まち音楽祭というイベントで、各団体30分ほどの時間をもらって歌いました。我々にとっては、発足以来約2年、コロナ禍の影響もあり、色々なイベントが中止になったり、公民館が使えなかったりと、活動に制限がかかるつらさがありました。しかし、だからこそ仲間と集い、より良いものを求め、楽しもうという気持ちを大事にしたい人たちが集まったように思います。想定以上の人が入ってくれただけでなく、まだ時々新しい人が入ってくれます。
演奏にあたって皆さんに伝えたことは、「これはコンクールではないので、どこの団体より良かったというようなことは考えず、自分にとって楽しくて素敵な時間だったと言えるようにしましょう」ということだった。ただ、よりレベルの高い合唱を味わってもらいたいので、我々の課題だった男性の不足分を二人の学生に応援してもらうことで補ったり、五線より高い音になると音程が揃わなくなる点に集中して力まない発声を工夫して指導したりしました。
このホームページの会員専用ページに演奏の記録をアップしてありますが、何度聞いても良いと思える演奏になっていると思います。団の目標の「無理せず、学び続け、熟成した大人の世界」が見えて来た気がします。
「麦の唄」は、困難を皆で乗り越えて素敵な世界を味わいたい気持ちになれるし、「いのちの歌」は、仲間と気持ちをつなげて生きていることの喜びを大事にしたくなるし、最後の「今日から明日へ」は、ますます人生が楽しくなる思いがします。
団員の皆さん、本当にありがとうございました。これからも楽しくやりましょう。あなたが「主役」です!