ここ1ヶ月ほど、多くの時間を我が家の柿との付き合いで過ごしている。近年にない大収穫で、実も大きく育ち、艶もいい。去年はいつまで経っても渋いので、焼酎を使って甘くする取り組みを試したが、今年は、秋に肥料を撒いて、木を助けた。それも良かったのかもしれない。
問題は、収穫した柿をどうするかだ。知り合いに配ったりはするが、今年はどこも「成り年」とのことで、あまり減らない。それと、結構渋みの強いのも多いので、初めて干し柿に挑戦した。たまたま寄ったホームセンターで干し柿を吊るす道具を売っていたので、やってみる決心をした。初めは、特に考えもせず3本(40個ぐらい)皮を剥いて吊るした。その後、YouTubeで調べたら、熱湯で消毒する方法が出てきたので、今週は、手間をかけてそれでやってみた。だいぶ寒くなってきたので、天気を見て部屋に入れ、扇風機で乾燥をしている。見た目はだいぶ前回より良い感じだ。
甘そうなのは普通に生で皮を剥いて食べているが、3人家族では、なかなか減らない。そこで今週は、人生で初めてジャム作りに挑戦した。かなり柔らかくなっている柿を選んで、皮を剥いて細くし、砂糖とレモン汁を入れて煮立てるのだ。焦げないように時間をかけてかき混ぜるのだが、1回目は水分を飛ばしすぎて、固くなってしまった。今日は、前回の倍の量をやったが、煮すぎないようにして良い感じにできたと思う。
今まで、経験したことのないことに緒戦するのは、腰を上げるのに決心がいるが、やってみると気軽にできるようになる。世の中、やりたいことやらなくてはいけないことがあるが、その「腰をあげる」というのが一番ハードルが高いのかもしれない。これも人生の棚卸しの一つかもしれない。頑張ろう。