本当に求めるべき人的ネットワーク三つを昨日紹介したが、一つずつみていこう。
まずは、「ボッセ(頼りになる仲間)からだ。西部劇で保安官が助けを求めると、集まってくる信頼できる仲間、そんな自警団を「ボッセ」と呼んだと本では紹介している。比較的小集団(5名以内程)の信頼できるメンバーで構成される仲間だ。難しいプロジェクトを任された時、解決するために雑音を避け一人で部屋に篭るか、力になってくれそうは知人を思い出すか、二つの例を挙げている。
私のこれまでを思い返すと、難しい課題は自分で解決してきたことが多い。中信地区まで、合唱部の生徒を連れて重唱コンクールに参加し金賞を取った。なぜ北信にはないのだろうと思い、須坂市の中学の音楽教師に相談した。そんなコンクールはあったらいいとは言ってくれたが、その組織づくりには協力してもらえそうもなかった。翌年、一人で全ての係案を作り、当日の仕事だけ、副顧問の先生や生徒たちに応援してもらって開催した。今も続いているが、係は20〜30人ぐらいで動いている。無理がたたって、コンクール当日の夕方から熱を出し、翌日から4日間ほど40度近い発熱で、医者の往診を頼んだり、初めて学校を連続して病欠したり、大変な結果を招いてしまった。
高校合唱班のOB会も、大きな行事(演奏会)がある時は役員組織を動員して動いたが、普段はほとんど事務局長一人で取り組んでいた。どうも、面倒なことを人に頼むのは苦手な性格なようだ。母校創立120周年記念コンサートをやった時、女性や若手も巻き込んで新しい組織をスタートさせた。その時思ったのだが、OB会の会長さんは、人を巻き込み味方にすることや、その人にふさわしい仕事をお願いするのが上手い。ボッセを集めるのが上手いので、ウィーンへの演奏旅行や全国につながる合唱活動のリーダーシップをとれるのだろう。もちろん私もその片腕として仕事をしてきた。おかげで充実した人生だったと言えるのだが。
合唱活動はこれからも続けていくが、プロジェクトを動かす仲間づくりが私の課題となりそうだ。今までブログを続けてきて自分の欠点を語るのは辛いものだ。しかもあまり解決方法が見つからない。