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連続スペシャリストへの道 その3

 どんな専門技能が高い価値生み出していくのか、「ワークシフト」(プレジデント社刊)では次のカテゴリーを例に説明している。

①生命科学・健康関連 ②再生エネルギー関連 ③創造性・イノベーション関係 ④コーチング・ケア関連 の4つだ。

 「ワークシフト」の表紙に副題で「孤独と貧困から自由になる働き方の未来図」と書かれている。“漫然と迎える未来”にしないためにぜひ読んでほしい。読むだけでなく、自分の身近な生活や自分の好きなことと結びつけるなどして、自分らしい「連続スペシャリスト」への道を探してほしい。私のようにシニア世代も、就職するわけではないが自分なりの豊かで社会とのつながりを構築するために、新しい時代を見つめていってほしい。

 私は、公民館の講座を発想する時、単なる「歌を楽しむ」ことだけでなく、「歌と健康セミナー」を考えた。単に健康に関する体操的な内容だけでなく、未来を考えることをなんとか伝えたいと考えた。脳科学や心理学で自分が学んだことも織り交ぜながら、賢く歳を重ねる「スマートエイジング」を中心テーマにした。これは、初めに挙げたカテゴリーの「生命科学・健康関連」や「創造性・イノベーション関係」さらには、「コーチング・ケア関連」の要素も絡むと思う。

 歌を楽しむことが、脳や心肺機能など自分の健康度を高め、仲間とかかわる活動に参加することで人(社会)とのつながりを広げ、未来を考えることで人生を創造する心の豊かさ味わう日々になってくれたらと思う。単に「楽しい」から「意味があるからありがたい楽しさ」になってほしい。漫然と迎える未来ではない日々を作ることの面白さを知ってほしいのだ。