連続スペシャリストへの道として、ワークシフトでは、「未来に押しつぶされないキャリアと専門技能」について考えている。読んでいくと、私はもうシニア世代だからレベルが違うが「なるほどな」とか、「ああこれなら自分のやってきたことと共通する」ということが結構ある。
まず、今後価値が高まりそうなキャリアの道筋が三つ示されている。「草の根の市民活動家」「社旗起業家」「ミニ起業家」である。
「草の根の市民活動家」は、個人単位での取り組みが世界につながっていき、国際的な議論を動かすようなことを挙げている。私は、社会教育活動が主な取り組みだが、このブログのように未来を見つめて人はどう生きるべきかを広い視野で考えることで、国際的なつながりを感じることがある。ささやかな共通項があることでつながり大きなうねりが生まれるのだろう。
「社会起業家」は、社会のニーズにこたえるための組織を作ろうとする人だ。貧困問題を解決するために融資をする事業を立ち上げたり、慈善事業等に関わり社会変革を目指したりといろいろ紹介されている。現代のインターネットを介して世界中から資金が集まる大きな力を持っているようだ。
「ミニ起業家」は、私や娘のように大きな企業や官公庁で働くのではなく、個人や小規模の仲間で運営する事業だ。これも、最先端のインターネットを活用することで、個性のある事業の発信や収入の確保ができるようになる。
こういった未来に向けて大事だと思われるキャリアの動きをこれからも見つめていこう。共通することは、とても個人レベルでの想いや取り組みが、大きな世界とつながることで大きなうねりとなることだと思う。個性的な取り組みも、その特徴を組織の中で変形されることなく発信できることで、大勢でなくても本当にそれを求めている人に届くということだと思う。