「ワークシフト」(プレジデント社刊)では、未来をつくる要因を5つ上げていて、その一つ目が「テクノロジーの進化」だ。昨日は、高齢者世代でパソコンやネット活用が進みにくい話をしたが、実際の生活ではたくさんの変化を体験している。
NHKの“チコちゃんに叱られる”を見たら、QRコードのことを扱っていた。一番小さい21マス×21マスですら、数字のみだとバーコードの350倍となる7089字を表すことができるそうだ。このアイディアを開発したのは日本人で世界中で活用されているというので驚きだ。
この頃、株主総会の議決権行使をスマートフォンで簡単にできる案内がどの会社からも来る。総会に参加しない場合は返信ハガキで行使することもできるのが多いが、最近届いたソフトバンクは、ハガキが入っておらず、参加するかスマートフォンで議決権行使となっていた。そこには、QRコードがついていて、読み込むと私の名前でページが開き簡単に返信できる。すべての株主に、個別の名前の登録されたQRコードが印刷されて届いているわけだ。
よくネット注文などは、いちいち名前や住所、パスワードなどの入力をする必要があり、とても手間がかかるが、QRコードで回答できるのは簡単でいい。会社の方もハガキ代やその読み取り処理など手間と費用をかけず、自動集計してくれるのでありがたいことだろう。
領収証にQRコードがついていて、それを読み込んでアンケートに答えると、次の利用で割引になるのも、とても簡単でありがたい。
スーパーでバーコード決済するのは当たり前になってきた時代だが、いまだに小銭を数えて払っている人もいる。ポイントを貯めたり行政からの支援で割引になったりとお得なことがたくさんあるのを活用してほしいと思う。
余談だが、QRコードを開発した人は、囲碁が趣味で、昼休みに囲碁をしていてこのアイディアを思いついたとのこと。私も、洗い物をしながらふと聞こえてきたテレビの会話で、このブログの内容が膨らむことがよくある。机に向かっているだけでなく、何かしながらも頭はワークシフトを考え続けているのだ。