今日も雑談(日記)です。
この頃結構忙しいのは、演奏会の準備です。母校の合唱班が6月19日(日)にホクト文化ホールで演奏会を開催します。去年、一昨年は、OB・OGは客席から応援をしてきました。それ以前は賛助出演ステージで歌ったのですが、コロナ禍でそれができず、若干の支援金をお祝いに渡すだけのおつきあいになっていました。ようやく今年は、出演ということになりました。ステージ上の密が心配なので、現役との合同演奏はやりませんが、OB・OGだけで、混声合唱と男声合唱を演奏します。
その卒業生の組織は、「カイトソサエティ」という名称で、上は70代後半から大学生までというメンバーで、名簿上は600人を超える会です。以前は母校が男子校だった時代の年配男性中心の組織だったのですが、2019年に母校創立120周年記念に合わせて演奏会をすることになり、女声合唱班の仲間、混声合唱班になってからの若者たちも加えて新しい組織として再スタートしました。
先日久しぶりにzoomで役員会をやりました。後輩で20代の若者が結婚をしたとか、子どもも産まれて頑張ってますなどと、新しい生活をスタートした話を聞くと、まるで自分の家族のことのように嬉しい気持ちになります。50歳も歳が違うのに、歌を通して仲間として付き合い、同じ曲をステージで響き合わせることができるのは、本当に嬉しいことです。
この間まで、このブログで「100年時代の人生戦略」を語ってきましたが、その中で心に残っているのは「多世代共生」という言葉です。私が、60歳定年で学校現場を辞めてから、大学の講義を受けて、社会教育主事資格をとったとき、現役で働いている人、これから自分の働く道を探している若者と同じ講義を受け、グループ討議をしたことなど思い出しました。
世の中は年齢ごとの分断社会の傾向が強いですし、さらに強くなる傾向がありますが、思い切って世代を超えて付き合ってみると、同世代にはない魅力があるものです。世代が違うからこそ、「なるほどな」とか「ありがとう」と思えることを互いに感じ合えると思います。また、若い世代からそんなふうに当たり前に仲間として付き合ってもらえるような大人でいたいものです。