ホームページの運営会社のトラブルで2日間ブログを発信できませんでした。
前回と前々回は、教員時代に夜遅くまで仕事をした経験を懐かしく思い出しながら書いてしまった。決して愚痴ではなく、それが「我が人生」と言えるような突っ走っていた自分にエールを送りたい気分です。
脳科学で面白い本をいくつも出している黒川伊保子さんは、「男は目の前のことに真剣になると体の不調を感じなくなる。男が倒れた時はすぐ救急車を呼ぶ方が良い。」と書いています。それに対して女性は体の不調を敏感に感じて早めに訴えるそうです。
私は国立大学の附属学校に管理職として務め、研究にどっぷりハマり、やり手の教員たちの未来に期待する中でいつの間にか無理をしていたようで倒れました。なんと全国から参加者が集まる公開研究の日に倒れるというドラマを演じてしまいました。原因がよくわかりませんが、意識を失って階段を転げ落ち、頭を打ったため脳内出血が大きく2箇所。HCUのベッドで動けずにいる時に、心臓も3回止まりペースメーカーに頼ることになりました。
公開の日だったので、近くにいたPTA役員さんが落ちた音を聞きつけ駆けつけてくれました。その人たちとちゃんと会話したそうです。養護教諭が呼ばれてきて、救急車を呼びましょうと言ったそうですが、私は、「すぐそこで研究会をしているので迷惑かけたくないからいい。」と言ったそうです。養護教諭は、「それでも頭を打っているようですから心配なので一応呼びましょう。学校の近くに来たらサイレンを止めてもらうようにお願いしますね。」と私を説得したそうですが、私はその一切を覚えていません。正気になった時は病院の廊下をストレッチャーで運ばれていました。自分がどこににいるのかもわかりませんでした。
退院してから関係した人たちにその時の会話等を教えてもらいましたが、全て記憶にありませんでした。人間の脳は、ある部分だけが壊れても、無事なところが働いて会話するんですね。それから私は、他の人に怪我人などを見たら本人が「大丈夫」と言っても、すぐ信用せずにしっかり対応するように指導しています。
また今日も話題が脱線してしまいましたね。生きがいというのは、誰かからの評価も大事ですが、自分がそのことには時間を忘れて取り組めることだと思います。あの世に片足を突っ込んで戻った人間の言うことだから説得力がありますかね。ただ命を危険に晒すほど夢中になってはいけません。自分に与えられた時間を捨てることになります。