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金融の知識ビッグ5解答

 ライフシフト第7章の紹介を進めてきたが最終回なので、3月3日に出した「ビッグ5」と呼ばれる金融の基本的な問題の解答を載せよう。

[まず問題の再掲]

Q1 あなたが銀行に100ドル預けていて、利息は年に2%だとする。預金を引き出さない場合、5年後にはいくらになっているか?

Q2 預金の利息が年に1%で、インフレ率が年に2%だとする。1年後、あなたがその口座のお金で買えるものは増えるか、変わらないか、減るか?

Q3 「一つの企業の株式を購入することは、投資信託を買うより一般的に安全性が高い」この主張は正しいか、間違っているか?

Q4 「15年物の住宅ローンはたいてい、30年ものの住宅ローンに比べて月々の返済額は多いが、返済する利息の総額は少なくて済む」この主張は正しいか、間違っているか?

Q5 金利が上昇したとき、債券の価格はどう変動するか?

 

[解答]

Q1 110ドルあまり

Q2 減る

Q3 間違い

Q4 正しい

Q5 下がる

 

Q1は、毎年約2ドル利息が付くので5年で10ドル。私は福利にしなければと複雑な計算をし始めてしまった。

Q2は、インフレで物の値段が上がるので当然買える物は減る。

Q3は、投資信託は多くの会社にバランスよく投資しているので、危険性は当然低い。

Q4は、私も経験があるが、早く返済できるならその方が利息は少ない。ただ、インフレ等状況に左右される面もある。

Q5は、金利の上がるということは、金利の良い債券が満期に受け取るお金が多くなるので、そちらの有利な方に人は集まるので、金利の低い時に持っていた債券は安くなる。

 

どうだっただろうか。5問全て正解した人は、金融リテラシーで上位4分の1に入れるそうだ。アメリカ人対象の調査では、約15%にすぎなかったそうだ。自分ができなかったからもういいやとか、難しそうでやらなかったというのは一番問題だ。このブログで伝えたいことは、正解ではなく、「自己主体感」つまり、人任せにするのではなく、自分でリテラシーを上げる努力をして、自分で判断できるようにすることなのだ。そして、「自己効力感」自分もやればできると無形資産を増やすことだ。