昨日の「ビッグ5」の問題の正答は、もう少し考える時間が必要だと思うので、この第7章の最後の方に回しましょう。自分の答えを記録しておいてください。
この章はあまり個人的な取り組みを紹介するより、本の内容をそのまま紹介した方がわかりやすいと思うので、私が大事だと思ったところをほぼそのままブログに載せますのでご承知ください。
金融リテラシーが高まると、投資でお金を増やすことが簡単ではないことがわかってくる。市民が犯しがちな過ちのパターンが挙げられている。
第1は、株式への投資が少なすぎること。私の知り合いでもけっこう多くの人が株は怖いと言う。また株式投資をしていても、十分な分散投資をしていないケースが多い。
第2は、株式投資をする際に、なじみのある企業や近くにある企業の株式に投資する傾向が強い。(局所バイアスの影響)
第3は、勤務先企業の株式を保有しすぎること。これは、場合によっては、雇用と資産の両方を失う危険につながる可能性がある。
第4は、値上がりしている資産を売却し、値下がりしている資産を保持し続ける傾向がある。
第5は、投資資産を放置しがちなこと。「現状維持バイアス」に陥り、ポートフォリオを変更しようとしない。
以上の五つが示されている。これは私自身も当てはまることがある。株式投資や投資信託を人任せにするのではなく、自分で研究し選択しているのは良いと思う。株式も今は20社ほどに分散投資している。投資信託も信頼できそうな会社で、1本か2本に絞って運用しているものに積み立てている。まずかった例は、知り合いの企業が一度良い成績を出したので、成績が落ちてきた時も、きっと復活するだろうと勝手な思い込みをして買い増しして損を増やした「局所バイアス」での失敗は経験した。
YouTubeなどで専門家と称する人がいろいろな情報を流しているが、甘い見通しに振り回されないように、いろいろな角度から研究すべきだと思う。参考書籍もいろいろ出ているが、いかにもこれは間違いないというような宣伝文句が多い。ただ、「70の法則」を聞いたことがあるだろうか。現在の低い金利の預金では、かなり大金を預けていても、大学生の娘に生活費を振り込んだだけで、その利息を超える費用がかかったショックを忘れてはいけない。なんとなく生きないことが大事だ。