ライフシフト第7章は「新しいお金の考え方〜必要な資金をどう得るか」だ。この章については、人生戦略というテーマにとって重要な内容であると思う。しかし、私にとってまだこれから学び体験してみたいジャンルであるので、大勢の人に個人的なことを含めて発信していくには力不足なので、簡単に済ませたい。またいつか経験を語りたくなる日が来ることを願っている。
本の中で触れていることの入口は人間の感覚だ。例えば、「今すぐに100ドルもらうのと、来週105ドルもらうのでは、どちらを選ぶか。」そして、「1年後に100ドルもらうのと、1年と1週間後に105ドルもらうのではどちらか」という課題がある。多くの人が、1週間後の105ドルより今の100ドルを選ぶが、1年後の100ドルよりは1年と1週間後の105ドルを選ぶ。人は短期的には忍耐心がなく、長期的には忍耐心を発揮できるのだそうだ。
こういった人の心理の問題は面白い。「割り勘にすると、みんなが損する?」(割り勘のジレンマ)とか、「破格の値段」という言葉に踊らされ厳密な検討をせず購入してしまう“ヒューリスティックス”(思考の省略)など、心理学的な内容はいつか研究してみたい。
ちなみに、私は前の問題では1週間後の105ドルをおそらく選ぶので、なんで多くの人が今の100ドルを選ぶかよくわかりません。
また、破格の値段については、過去に似たような失敗例は経験しているので、最近は、すぐ買わずにネットで同じものをいくらぐらいで販売しているかを検索したり、定期的にスーパーで購入するような物品は、いくつかのスーパーを回ってその違いを知るのが面白くなってきました。野菜や料理したものは単純には比べられませんが、メーカーで作っている品物はスーパーの考え方の違いが見えて面白い。ただ、ほんのわずかな値段の差に釣られて遠くまでとか複数の店を回って、ガソリン代と手間をかけるのはいかがなものかと思う。また、チラシに載っていて店の入り口付近に山積みされている赤札ものが、奥の方へ行ったら他のメーカーの品物で似たような値段だったりすることもあったので、心理的に振り回されないことは大事だろう。