サクセスフルエイジング(幸せな老いを迎える)心理学について、具体的な考え方(取り組み)を探っていこう。
まずは、興味関心・好奇心を持ち続けることが大事かと思う。この週末は娘が起業するというので、新しい住処を訪ねて北鎌倉へ行ってきた。江ノ島から北鎌倉へ向かったが、海岸を離れた途端、繰り返し坂を上っては降りてを繰り返し、苦労してたどり着いた。お昼をレストランに食べに行ったが、家族との会話の片手間にネットで地質や地形について調べた。なぜ、こんなに起伏が激しいのだろう。狭い谷がタコの足のように伸びて、両側の傾斜地に有名が神社が並び、真ん中の狭い土地を線路や道が走る。地理的には近いのに遠回りすることが多く、切り通しやトンネルが多数身近にある。
調べてみると、多摩丘陵や三浦丘陵といった丘陵地帯を川が刻み、台地にはローム層が厚く積もり、それらを削った段丘地形も発達していて、複雑な地形をしている。逆にそれが幸いして鎌倉は守りの堅い土地だったのだ。
そういえば、娘が大学で町田市に住んでいた頃、長野へ帰ろうと高速インターを目指したが、西に向かった方が地図では直線距離が近いのに、くねくねと曲がり丘を昇降しとても時間がかかった覚えがある。これならばむしろ少し遠くても、北へ向かって走った方が早かったと思ったのも、その川や地形との関係があるのだと思い出した。
心理学の話なので、このくらいにしておくが、若い頃は「なんでだろう」「不思議だな」「面白そう試してみたい」など、心の中に疑問や挑戦心が膨らんだものだ。年配になってくると、人が丸くなるというのか、「まあ、そんなものだろう」的に追求心が薄れていく気がする。私は、iPhone、iPad、Macパソコン、Apple Watchと、新しいものに関心があって便利に使っている。しかし、それを使いこなすには、かなりYouTubeなどで情報を仕入れないとダメだ。仲間の年配者には、「無理ー」と言って、説明しても受け入れようとしない人もいる。
そういう私も「趣味起業」のブログに書いたが、初めはホームページなんかできっこないから誰に頼んだらいいだろうと思っていた。しかしたまたま見たYouTubeで「お、これなら俺にもできるかも」と動き出したのだ。それが今では毎日の仕事になっている
やはり、クリティカルシンキングというか、物事を勝手に決めつけないで、無心に帰って調べたり考えたり、やってみる好奇心を保ち続けることが大事だろう。時代はどんどん変わっている。以前はこうだったからとしがみつくのではなく、多角的な視野から身の回りのことを見つめていく新鮮さを持ち続けたい。(続く)