居場所づくりでやはり大きな要素は仲間関係というか、長い人生で出会った多くの人たちとの関わりだろう。ここに至るまでそういった人との出会いをどう扱ってきたかが大きな要素のように思う。生涯現役社会の講話をする上で重要な要素となるだろう。
最近長野は市長選挙の話題が多くなってきた。加藤市長が今期で引退と発表して土屋龍一郎氏がクローズアップされている。新聞やテレビで取り上げられているので特に名前を伏せることもなさそうなので、記述内容に気をつけながら実名でブログで扱わせていただく。
PTAの関係で知り合ったが、町のイベントなどで会えば懐かしく話をさせていただいた。活動的で、いろいろな人との関わりを大事にしている人だと思う。私は教育者で、政治とは一線を引いた状態で生きてきたので、選挙がらみのことには触れないが、地域を盛り上げる活動には大いに関心がある。そういう地域の活動や地域の人たちに積極的に関わっておられるのはとても素晴らしいことだと思う。割とご縁があるようで、たまたま昨日も合唱団の練習場に向かって歩いている時、中央通りで一緒になり歩きながら話せた。長野市芸術館のジュニア合唱団の設立の話を少しさせてもらったが、これは私の人生にとってもとても大きな仕事だったので、いつかゆっくりお話しできればと思っている。
行政の長になる人に「何か私に言いたいことがありますか」と聞かれたら、私は「ぜひ地域の力・人材を活用して、地域のパワーを育ててください。」と申し上げたい。これはどの市町村長も知事もわかっていることだろう。阿部長野県知事も最初に当選された後で、県庁に地域の代表を集めて、ご意見をお聞かせください的な会を開いてくれた。私は大事なことだと思って興味を持って参加したが、残念なことがあった。参加した人の中で主張の強い人たちは、地域の声というより、組織の人だった。教育関係でも、組合関係だったり、ある教育理論の信奉者だったりで、そのような意見のもとで行政が動かなければいけないとしたら、知事も大変だなと思ってしまった。一般的には「地域の声を聞いて」などとマスコミは言うが、それは大変な努力とシステムが必要なことだろう。(続く)