サクセスフルエイジングの「良い人生を送り、天寿を全うする」について考えている。昨日は、与えられた仕事をなんとなく片付けるのではなく、自分らしい工夫をしたり、さらに学びを深めて真髄を掴んだりと、そのことに関わる楽しさを大事にしたいとまとめた。
私も生活の質を維持するために資産形成に熱心に取り組んでいるが、単に金融関係の営業マンに言われた通り預けるのではなく、本を読み、SNS活用で経験談を調べ、少額から試しをしてみるなど工夫することで、結構良い結果を出している。結果も大事だが、そうやって仕組みを知ることで社会の状況に色々な面から関心を持つこともできる。教育現場にいた時とは全然違う内容で楽しむことを覚えた。ある証券会社の担当者が人事異動で別な若者(新人)に替わったが、私の家に上司とともに尋ねてきて(研修かも)、「前任者からとても運用に長けている人だと聞いています」と持ち上げてくれた。嬉しかったのは当然だが、ますますもっと勉強しようとも思った。
その「楽しむ」という要素がとても大事だと思う。昨日紹介した女性も経験したことのないホテルの仕事で、結婚式場で三味線の演奏会を実現するために担当の部局に働きかけ、そんな前例はないと断られたが、諦めず「なぜだろう」、「どうすれば認めてもらえるだろう」と知恵を絞って実現に漕ぎ着けた。その過程を仕事の悩みとして、「もう嫌だ」「嫌いな仕事」にする人が多いだろうが、それでは「良い人生を」にならないように思う。困難を乗り越えていくことが苦痛で、心身を痛めつけながらも乗り越える喜びもあるが、それができる人は、小さな困難を乗り越えて、成果を上げてきた経験があるから、より大きな困難を乗り越えるのも楽しめるのだと思う。レベルが違うだけで、「楽しむ」という点では共通だろう。「楽しむ」にも、レベルの高まりがあるように思う。
大事なことは、「ポジティブに物事を受け止め」「自分らしく工夫しながら」物事にあたれることだろう。