若い時から老いるまでを心理学の面から整理してきたが、「老い」の所で長くなりそうだ。昨日のブログでも書いたように、「いかに賢く年を重ねるか」が私の現在の仕事にとっても重要な課題なので、「これが自分」というタイトルを「幸福な老い」と変え、老年期の過ごし方を掘り下げていきたい。
科学誌ニュートンの「ゼロからわかる心理学」の老年期の部分で取り上げている表現は「すこやかに老いるーサクセスフルエイジング」だ。“サクセスフルエイジング”は、アメリカで生まれた言葉で日本語にするのは難しいが、「良い人生を送り、天寿を全うすること」と訳されている。(長寿科学振興財団HPより)これもなかなか解釈が必要になりそうだ。良い人生とは何か、色々な切り取り方がある。天寿とは何か、これも最近は「老いなき世界(ライフスパン)」という書が評判になるように、年をとれば死ぬものという考えそのものが揺れている。
様々な「老いの研究」を改めて学びながら、自分の人生、社会の取り組みなどについて整理していきたい。そして、「幸せ実感都市ながの」を教育の面で進める材料を求め、掘り下げ、公民館等での講演で市民に語りかけていきたいものだ。