インスタおばあちゃん、西本喜美子さんの記事を読んでいてふと思い浮かんだのが、再任用や嘱託職員で退職後も学校教育の場で働いている先輩や仲間のことだ。社会の変容や自分の立場の変化に良い意味で積極的でユニークに対応してくれているだろうか。過去の経験にこだわって頑なな対応や、逆にもうそんなことは責任がないと投げやりな対応をしていないかなど不安になる。教育委員会にいた人たちは、ほとんどが校長経験者で熱心な人たちだったので、自分なりに工夫してくれていると思うが、学校現場で再任用の人は大丈夫だろうか。
教育の世界も時代とともに大きく変容している。100年人生の時代、マルチステージ化と、これまでとは違う生き方を求められる中で、平均寿命が100歳を超えると思われる今の生徒たちとどのように向き合っているのだろうか。
文部科学省でリーダーシップをとっていた友達が編著者となっているミネルヴァ書房の「現代の教育改革」という本を読んでいる。彼が文部省に入った1970年代と現代では明らかに教育の環境変化が激しくなっているそうだ。我々シニア世代も、インスタおばあちゃんに負けないように、90歳代になっても新鮮な気持ちで若者にも喜ばれる取り組みをしたいものだ。
さて、合唱団にそのエネルギー、目指すものの提示をどうしていったら良いのだろう。(続く)