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人生は自分発見の旅 その15

 賢く年を重ねる(スマートエイジング)の7つの秘訣、今日からは「他人の役に立つことをする」だ。

 自分の人生を振り返ると、いや現在進行形でたくさんこれについては紹介できる。合唱と教育が私の人生の中心にあるのでそちらから触れていこう。

 私の所属する社会教育団体はいくつもあるが、そのすべてで運営の役員や審議会の委員をやっている。合唱活動のスタートとも言える高校合唱班のOBOGの会“カイトソサエティ”は、名簿上600人を超え、年齢も70歳台後半の人から大学生まで幅広い。その事務局長として会の運営に当たっている。昨年母校創立120周年記念に合わせて、記念演奏会も開催し、最後のアンコールにはステージに100人を超える仲間が立ち合唱した。20年ほど前に21世紀最初のコンサートを開いて以来、活動が休止状態だったのを復活させ、しかも女性や若い世代の結集を図れたことが大きな成果で喜びだ。休止状態の長い期間、ほとんど役員会も開かず一人で現役の支援や関係者への連絡を細々と続けてきたが、ようやく大きな転換点を迎えた。今年はコロナウィルス騒ぎで全国に会員のいるこの団体としては活動自粛が続いているが、この流れはなんとか発展させていきたい。

 先週末に信州大学混声合唱団の演奏会を聞きにいったが、その指揮者が後輩で、しかも立派な演奏でとても嬉しかった。人の輪が地域に花開く思いで、スマートエイジングの目指すものが確かであると感じた。(続く)