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人生は自分発見の旅 その13

 賢く年を重ねる7つの秘訣。今日からは「明確な目標を持つ」について自分の考えを整理してみたい。

 自分のアイデンティティーを限られた時間の中で見つめ直し、世阿弥の教えてくれた「まことの花」を求め続けたくてこの教育心理研究室をスタートさせた。合唱も教育もこの研究室に集約させて、気分的に仕事として日々を過ごしていきたい。多くの人とつながってきたおかげで、講演会や公民館講座、合唱団指導者、ボランティア関係の委員など、多くの具体的な仕事もいただけている。新聞の取材も結構ある。「人模様」というシリーズで個人的な取材も受けた。しかし、なんとなく流れに任せて活動はしているが、「研究」は止まっていた。必要な材料を用意するために資料は読み漁ったが。

 もっと願っていたことを日々の活動として位置づけるために始めたのが、このホームページだ。自分のこれまでの歩み、これから目指したいもの。そして何よりそれに向けて日々研究していることを発表する場が必要だと思った。日記や作業記録でも良いが、発表の対象が自分だけでは絶対甘くなる。公民館や合唱団の活動に関する公開情報も大事だが、始めてみてブログが重要だと思えるようになった。

 自分に課した課題が、「公開し読んでくれる人がいる」ことで、真剣に向き合うことができる。甘えたくなる時もあるが、公開しているから「この頃お休みがちだね」と思われたくなくて頑張れる。「明確な目標を持つ」ということは、それに向けてどう取り組んでいくかがあってこそ「明確」と言えるのだろう。ブログを書いて気づいたことをもう少し整理してみたい。(続く)