今日、混声合唱団エール2回目の練習が行われた。新聞に掲載されたり、仲間に声がけされたりで、男女とも増えていて一段と責任の重さを感じた。
指導者として立てた運営の方針は三つ。
1 「初心忘るべからず」の合言葉のもと、自分の「まことの花」を咲かす。
2 「経年劣化」と言われないよう自身を磨き「熟成」した世代となる。
3 地域合唱団として、無理せず、無理させず、うらやましがられる合唱団となる。
以前コーラスフェスの講師で全体講話をしたときに、「年を重ねるのが楽しくなるスマートエイジングという生き方」(扶桑社新書)がとても参考になり、活用させてもらった。自分も中学の時、それまで縁のなかった合唱の世界に半分無理やり誘われて関わるようになったが、それが人生の大きな歯車となって、ここまできた。単に人よりうまく歌うとか楽しく歌うではなくて、仕事との関わり、人との関わりでその奥深さを感じてきた。
「まことの花」とは何か。それを「熟成」と呼ばれるような味わいのある魅力にするための追求に力を注ぎたい。しかし、本質は仲間と気持ちよく楽しい時間を過ごすことから離れてはいけない。「無理せず無理させず」は、その根底に持ち続けていなくてはいけない緊張感のように思う。